音の電子透かし
楽曲に耳には聞こえない音を埋め込む「電子透かし」、DNPが開発 - ニュース - nikkei BPnet
楽曲に耳には聞こえない音を埋め込む「電子透かし」、DNPが開発
大日本印刷(DNP)は11月30日、楽曲などに、人間には聞こえない特殊な音として情報を埋め込む電子透かし技術「ゲンコーダMark」を発表した。特殊音を埋め込んだ楽曲を携帯電話機で録音することで、情報を取り出せる。
DNPでは従来から、こうした電子透かし技術の開発を進めてきたが、携帯電話回線では人間に聞こえる周波数帯しか利用できないため、特殊音を埋め込むとノイズが生じるといった課題があった。
新たに開発した技術では、2チャンネル・ステレオ音楽の特性を利用してこの課題を解決したとする。具体的にはLチャンネル側に電子透かしの特殊音を、Rチャンネル側にそれを相殺するもう一つの特殊音を埋め込む。双方のチャンネルを同時に聴くと、情報を埋め込む前の楽曲と同音質になるという。
情報を取り出す際は、携帯電話機で録音した楽曲を電子メールに添付し、専用サーバーに送信する。サーバーが電子透かしの復号化と抽出処理を実行し、その結果を返信する。URL情報を埋め込んでおけば、楽曲に関連するWebサイトなどを案内できる。
DNPは2007年1月から3月まで、同技術の実証実験を実施する。また同年4月よりテレビやラジオ、ホールの館内放送などで、URLや電子クーポンなどの情報を埋め込んだ楽曲を流し、スポンサーの電子商取引(EC)サイトなどに顧客を誘導するサービスを行う。2009年度からはASP提供を始め、同年度で5億円程度の売上げを見込む。
また同社では将来の普及に向け、サーバーに楽曲を送信しなくても情報を抽出できるソフトウエアの組み込みについて、携帯電話端末メーカーなどに働きかける予定。
■関連情報・大日本印刷のWebサイト http://www.dnp.co.jp/
右チャンネルと左チャンネルで音を相殺するという理屈はガッテン。でもここ数年でいろんな音への電子透かしニュースがあったけど普及した話を聞いたことがない。果たしてこれは?